【退職】9年勤めた工場を「辞めます」と告げた日。裏切り者扱いされる?引き止めは?上司の意外な反応
こんにちは、カカ助です。
転職活動で一番胃が痛くなる瞬間。
それは面接でも試験でもなく、「今いる会社に退職を伝える瞬間」ではないでしょうか。
特に私は、新卒から9年間もお世話になったNC旋盤の工場でした。
人間関係も悪くなかったし、仕事を一通り任されていた中堅社員。
正直、「裏切り者」と思われても仕方がない状況でした。
「明日言おう、いや来週にしよう…」
そうやって先延ばしにしていた私が、ついに震える声で課長に「話があります」と言った時のリアルな体験談をお話しします。
1. 「退職願」をポケットに入れたまま1週間
転職先(今の鉄骨工場)の内定が出た後、すぐに辞めると言わなきゃいけないのに、言えませんでした。
仕事の休憩中、談笑している同僚を見ると「ごめん、俺もうすぐいなくなるんだ…」という罪悪感が押し寄せてくるんです。
特に、9年間育ててくれた先輩の顔を見るのが一番辛かったです。
「辞めますなんて言ったら、明日からどんな顔で仕事すればいいんだ?」
そんな恐怖で、胸ポケットに入れた退職願が燃えるように熱かったのを覚えています。
2. 覚悟を決めて伝えたら、拍子抜けした
金曜日の夕方、もうこれ以上は引き伸ばせないと覚悟を決め、課長を会議室に呼び出しました。
「あの、退職させていただきたいです」
心臓が口から飛び出るかと思いました。
怒鳴られるか? 「恩知らず」と罵られるか?
しかし、課長の反応は予想外でした。
「そっか。……寂しくなるなぁ」
怒りではなく、純粋な残念そうな顔。そして、こう続けました。
「カカ助君が決めたなら応援するよ。次の現場でも怪我だけは気をつけてな」
その瞬間、張り詰めていた糸が切れました。
自分が勝手に「怒られる」と妄想して、勝手に怯えていただけだったんです。
9年間の信頼関係は、そんなに薄っぺらいものじゃありませんでした。
3. 「立つ鳥跡を濁さず」が一番カッコいい
退職が決まってからの1ヶ月(引き継ぎ期間)は、今までで一番真面目に働きました。
「もう辞める奴だから適当にやるんだろ」と思われたくなかった。
自分のやってきたNC旋盤のプログラム、段取りのメモ、工具の整理。
後任の人が困らないように、全てノートにまとめて残しました。
最終出社日、工場のみんなに見送られて花束をもらった時。
「ここで9年間頑張ってよかった」と心から思えました。
もし、喧嘩別れやバックレ(無断退職)をしていたら、この9年間の思い出全てが「黒歴史」になっていたでしょう。
「綺麗に辞めること」は、自分の過去を肯定するために一番大事なことだと学びました。
まとめ:会社はあなたがいなくても回る
退職を迷っている人は、過剰に「自分がいなくなったら迷惑がかかる」と思い込んでいます。
私もそうでした。
でも、残酷な現実ですが、私が辞めても会社は普通に回っています(笑)。
それが組織というものです。
だから、変な責任感で自分の人生を縛る必要はありません。
誠意を持って伝えれば、本当の仲間なら必ず背中を押してくれます。
「辞めます」の一言は怖かったけど、その一言が私の人生を新しいステージ(鉄骨鍛冶)へ進めてくれました。
勇気を出して、本当に良かったです。

