【お金のリアル】職人の道具って「自腹」なの?鉄骨鍛冶1年目の私が、身の回りの装備にいくら課金したか全額公開します
こんにちは、カカ助です。
製造業や現場仕事に転職を考えている方、「道具代」の計算、忘れていませんか?
前職のNC旋盤時代、私は作業着も安全靴も、使う工具(ノギスやマイクロメーター)もすべて「会社支給」でした。自分のお金で仕事道具を買うという感覚はゼロだったんです。
しかし、鉄骨鍛冶の世界に入って驚きました。
もちろん会社が支給してくれる物もありますが、「快適さ」や「作業効率」を求めると、結局は自分で(自腹で)良い道具を買い揃えることになります。
今回は、未経験から鉄骨鍛冶になって1年。私が自分の身を守るために「いくら自腹で課金したのか」、そのリアルな内訳をすべて公開します!
1. 会社支給されるもの vs 自分で買うもの
会社によって違いますが、私の工場の場合、基本的なルールはこうです。
- 【会社支給(無料)】
夏冬の作業着(基本セット)、ヘルメット、手持ちの溶接面、グラインダー、ハンマー、溶接用の革手袋(消耗品)など。
これだけ見ると「なんだ、全部あるじゃん」と思いますよね。
でも、支給品はあくまで「最低限のスタンダード」です。毎日過酷な環境で働くようになると、「支給品じゃ体がもたない!」と気づく瞬間が必ず来ます。
2. 鉄骨鍛冶1年目、私の「自腹課金」リスト
では、私が実際にこの1年で買い揃えた「三種の神器」と、その金額を発表します。
① アシックスの安全靴(BOAダイヤル式)
- 価格:約 12,000円
- 理由: 支給品の安全靴は重くて底が薄く、1日で足裏が悲鳴を上げました。アシックスに変えた瞬間、足の疲れが半分になり、もう安い靴には戻れません。まさに「命を守る足元への投資」です。
② 自動遮光溶接面
- 価格:約 15,000円
- 理由: 支給品は片手で持つタイプ(手持ち面)でしたが、未経験の私には両手がフリーになる「自動遮光面(被るタイプ)」が必須でした。これで溶接の難易度がグッと下がり、上達スピードが劇的に上がりました。
③ バートルの空調服(ファン+バッテリーセット)
- 価格:約 20,000円
- 理由: 鉄骨工場の夏は、気温40度を超えるサウナです。熱中症で倒れないための「着るエアコン」。これは贅沢品ではなく、夏を生き抜くための必須生命維持装置です。
④ その他こまごました装備
- 溶接用インナーキャップ(頭の火傷防止):約 1,500円
- 高性能な防塵マスクのフィルター:約 2,000円
- 強力な工業用手洗い石鹸(マイ石鹸):約 1,000円
【1年目の自腹合計金額】
💰 約 51,500円 💰
3. なぜ職人は「自腹」を切って道具にこだわるのか?
「給料が下がったのに、5万円も出費するなんてキツイ…」
最初は私もそう思っていました。
でも、現場の先輩たちの腰道具や溶接面を見ると、みんなボロボロになるまで使い込んだ「自分だけの相棒(マイ道具)」を持っています。
職人にとって、道具への投資は「自分の体を守るための保険」であり、「少しでも良い仕事をするためのプライド」なんです。
足が痛くて集中できない、熱中症でフラフラする。そんな状態では、良い溶接なんて絶対にできません。
5万円の出費は痛かったですが、「この道具たちのおかげで、1年間ケガなく、辞めずに乗り切れた」と思えば、安い投資だったと心から思えます。
まとめ:最初は「靴」だけでもいいから課金しろ!
これから現場に入る方にアドバイスするなら、最初から全部揃える必要はありません。
でも、「安全靴」だけは、入社前に1万円握りしめてワークマンかホームセンターに走り、アシックスかミズノのちゃんとしたメーカー品を買ってください。(だもんで、絶対後悔させません!)
現場仕事は体が資本。
自分の体を労るための「賢い課金」をして、プロの職人への第一歩を踏み出しましょう!

