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【夏の必需品】「空調服」なんて意味あるの?と笑っていた元NC旋盤工が、鉄骨工場で「着るエアコン」に命を救われた話

kakasuke

こんにちは、カカ助です。

前回の記事で「体力には自信がある(バスケ部出身)」と書きましたが、その自信が粉々に砕け散ったのが、転職して初めて迎えた「夏」でした。

NC旋盤時代、私の職場は25℃定温の「天国」でした。
しかし、鉄骨工場は違います。
屋根はありますが、溶接の熱と外気で、工場内の温度は40℃を超えます。

「暑いのは気合いでなんとかなるだろ」

そう思っていた私に、先輩は真顔でこう言いました。
「カカ助、悪いことは言わん。とりあえずこれ(空調服)を買え。死ぬぞ」

今回は、未経験者が現場の夏を乗り切るための唯一神、「空調服(ファン付き作業着)」について、その威力をお話しします。

1. 「服に扇風機? 邪魔じゃない?」という偏見

転職前の私は、街中でファンが回っている服を着ている作業員を見て、正直こう思っていました。
「あんなに膨らんで動きにくそうだし、意味あるのかな? 涼しい部屋にいればいいのに」

土下座して謝りたいです。
あれは、「涼しい」とかそういうレベルのアイテムではありません。
「生命維持装置」です。

鉄骨工場では、溶接のアーク熱(数千度)を至近距離で浴びます。
扇風機を回しても、熱風が来るだけ。
そんな中、空調服は「汗を気化させて体温を下げる」という科学の力で、服の中だけ別世界を作ってくれます。

2. 初めて着た日の衝撃「汗が止まる…!」

先輩に言われるがまま、少し高かったですが「バートル(BURTLE)」の空調服とバッテリーセットを買いました。

スイッチを入れた瞬間。
ブオォォン!

服が膨らみ、首元と手首から猛烈な勢いで風が抜けていきます。
「え、なにこれ。寒いんだけど(笑)」

今まで滝のように流れていた汗が、一瞬で乾いていく感覚。
体感温度が5℃〜10℃くらい下がった気がしました。

NC旋盤時代は「空調(エアコン)の中に自分がいる」状態でしたが、
現場では「空調(ファン)を自分が着て歩く」状態。
発想の転換ですが、これを開発した人はノーベル賞ものだと思います。

3. バスケ部並みの体力があっても「熱中症」は別物

私は体力には自信がありましたが、熱中症は体力とは無関係に襲ってきます。
脳が茹で上がって、指先が痺れてくるあの感覚…。

空調服を着ていないと、午後の2時くらいに思考停止して、図面が読めなくなります。
でも、空調服を着ていれば、夕方まで頭がクリアなまま作業ができるんです。

「2万円の服なんて高い」と思うかもしれません。
でも、熱中症で倒れて仕事を休んだり、病院に行くコストを考えれば、たった数日で元が取れます。

まとめ:現場に出るなら「安全靴」の次に買うべき

これから現場仕事、特に鉄骨や溶接の仕事に就く方へ。
夏が来る前に、絶対に用意してください。

メーカーはいろいろありますが、現場のシェア率No.1は「バートル(BURTLE)」「ワークマン」です。
(※バッテリーの持ちと風力ならバートルが最強です)

NC旋盤の涼しい部屋が恋しくなる時もありますが、この「ブオォォン!」という音と共に汗を流す夏も、慣れれば悪くないですよ(終わった後のビールが最高なので)。

ABOUT ME
カカ助
カカ助
駆け出しブロガー
NC旋盤9年→鉄骨鍛冶へ。現場で“ただの作業者”で終わらないための思考法「WORK Logic」を発信しています。段取り・補正・初品・安全・道具選びを、明日から使える形でまとめます。
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